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本日は豪華4本立て その2


ガンダム見物のあとは、国際展示場正門駅まで行き、
ビックサイトで開催されている「第16回国際電子出版EXPO」へ。
iPhoneから無料招待券を申し込むと、
すぐさまメールで引換証が届く。
それをプリントアウトして提示するのだが、
もう会場の真ん前にいるので、どうしようもない。
問い合わせてみたら、メールを見せるだけでもいいとのことで、
受け付けで手続き。
名刺2枚くれと言われるが、おっと、名刺入れ忘れてきた。
ないなら記名するだけでいいとのことで、あっけなく入場パスをいただく。

これ、当日入場は1200円ということで、
実際にチケットを買っている人もちらほらいたわけだが、
なんか、腑に落ちないシステムですな。

電子書籍は、紙の印刷物ではなく
PCやスマートフォン、タブレットなどの電子機器のディスプレイで
読むことができる出版物。
出版の世界では紙に変わる媒体として期待されている分野なのだが、
まだまだ一般読者への浸透度は低く、
商売としては成り立っていない。

それでもこの先、出版の世界は確実に電子出版に移行していくはずで、
そのための技術革新は目を見張るものがある。
今回の電子出版EXPOにも、
国内外からメーカーやIT企業など約150社が参加すしていて、
各ブースでは、最新の技術やシステム、サービスが紹介されている。

電子出版の最大のメリットは、
紙を印刷して製本するというコストがかからないこと。
在庫の管理と無駄がないこと。
データのやり取りなので、いつでもどこでもすぐに購入できること、
などがあげられるが、
業界内では、まだまだ基本となる形式や
流通システムが確立されていないので、
各社がおのおののスタンスで取り組んでいて、
はっきりいって、よくわからんというのが正直な印象。

それでも、電子書籍を読むためのタブレットの進化や、
街角に設置できる電子書籍のダウンロード機などを見ていると、
そう遠くない日には、紙媒体から電子へと、
出版物の主流が移っていくことを予感させる。

電子書籍のもつ大きな魅力のひとつはクロスメディアミックス。
テレビやラジオに連動にて、
その詳しい情報を電子書籍として同時に閲覧できる方式や、
TwitterなどのSNSで誌面にコメントを入れられ、
それを不特定多数の読者と共有できるという運営サイトなど、
紙媒体では難しかった出版メディアとほかのメディアの融合が
可能になりつつある。

さらに、データベースにある全書籍から、
瞬時に検索できるシステムなどは、
学術誌においては大きな威力を発揮するだろうし、
誌面からダイレクトに別の誌面にリンクできるので、
より多角的な紙面構成が可能となり、
出版物の枠を越えた新しい媒体としての魅力も期待できる。
なにより、膨大な量の出版物を手のひらサイズに収納できるのは、
大きなスペースを必要とする本の収納に関して、
頭を悩ませることもない。

といった、魅力満載の電子書籍ではあるが、
デメリットも少なくはない。
人間の性質によるものが大きいのだが、
人は物事を理論のみで捉えているわけではなく、
その行動や思考には感覚的要素が占める割合が、
思っているよりも大きい。

紙の質感や、本のやわらかい手触り、
光ではなくインクという物質による文字の読みやすさ。
寝転びながら読んだり、お風呂に持ち込んだり、
少々乱雑にあつかってもいいという手軽さ。
それらは電子書籍ではとうてい得られない、
きわめて人間的な要素だ。
そういう意味で、電子書籍が今の紙媒体を
まったく取って代わるということはありえないだろう。

それでも、データをほぼ自動的にプリントして製本する機器の、
展示デモンストレーションを見ていると、
自宅のPCに、はたまた街角の販売機から
スマートフォンやタブレットに電子書籍を購入して、
それをそのまま出力センターなどで紙の本にしたり、
気に入ったページのみを編集して小冊子にするなど、
今回の電子出版EXPOでは、この先の出版界が、
電子出版を基本として動いて行くことを予見させるには十分な、
意気込みと歩みを感じ取ることができた。

とはいっても、この新しい媒体が成功するには、
既存の本や雑誌をそのまま電子化するだけでは
無理という気が否めない。
それなら今の紙の本で十分に間に合っている。
電子書籍に特化した編集ならびにコンテンツ制作。
動画、音声、臨機応変に組変わるレイアウト、
ほかの媒体との連動などなど、
それらを屈指してはじめて、
電子出版がお金になる媒体として成立するだろう。

そのために必要なのは、
システムや閲覧機器の技術的進歩もさることながら、
出版物を制作する編集者、著者、クリエーターの、
新しい発想と創造力。それが育たないうちは、
電子出版が世間に広く受け入れられ、
ビジネスとして成立するのは難しいのではないだろうか。

最後に今回のEXPOブースで、
個人的にかなりヒットしたものをひとつ。
電子出版とは直接関係はないのだが、
フォントメーカーのモリサワが今年から始めた新しいサービス、
「TypeSquare」。

フォントとは、印刷物の文字データのことで、
出版物も様々なデザインの書体から構成されている。
例えば見出しは太いゴシック体、
本文は細めの明朝体といった感じ。

webの世界では、フォントという概念はその表示システム上、
多くの書体を表示することができず、
また、あまり重用視されてこなかった。
ところが、このTypeSquareを使用すると、
サーバー上にあるモリサワの全書体を、
エクスプローラーなどのwebプラウザが読み込むことによって、
表示できるという。

見栄えがよくて読みやすいwebページの制作が
いともたやすく実現できるという点で画期的な方式、
しかも手軽に導入できるという点もポイントが高い。
今年の12月31日まではオープン記念で使用料がタダ。
web制作者や、趣味でwebページをつくってる人は、
是非お試しあれ。

とある日々 | 23:15:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
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