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ちょっとリッチな温泉 3日目


上諏訪にある「民宿すわ湖」は温泉民宿。
3人入れるくらいの内湯に
無理すれば2人は入れる露天風呂がある。
建物の造りはしょぼい旅館って感じだけれど、
中庭なんかがあったりして、
民宿としては反対に立派に思えるくらい。

120529-2.jpg

夕食には自分でつくる「すき焼き」がどかんと出る。
本格的な鉄鍋に一人分とは思えないほどの肉とザク。
ほかに刺身に天ぷら、イワナの塩焼き、小鉢のお蕎麦、デザート。
朝食もそれなりに豪華で、
ご飯とみそ汁のセルフサービスコーナーには、
インスタントだけどコーヒーと紅茶も。
これで一泊2食5500円はいいんじゃない。

120529-0.jpg

ちなみに宿のホームページの案内では6500円〜。
何故に安かったのは不明だけど、
宿の方の対応もすばらしく、
昨夜の宿と比較してもコスパを考えると、
例え6500円でも大満足レベルの良宿だった。

朝食後、8時すぎにチェックアウトして、
本日1湯目は上諏訪温泉の共同湯「衣温泉」へ。
上諏訪温泉には共同湯が80数軒あるらしいが、
一般に開放されているのは10軒ほどしかなく、
そのうちで一番渋そうのがここ衣温泉となる。
受付には誰もいないが、ガラスの小窓を開けると
100円玉がふたつ置いてある。
入浴料が200円なので、ここに置いておけばいいのかな。

120529-4.jpg

脱衣所からしてオンボロの雰囲気。
浴槽へのガラス戸を開けるとええ感じに朽ちはてかけている。
お湯の色が緑色をしていて驚くが、諏訪のお湯は無色透明。
これは湯船のタイルの色なのだが、雰囲気的にはいい感じ。
湯船は真ん中でふたつにしきられていて、
手前にはお湯と水の蛇口。奥にはお湯だけの蛇口。
つまり、手前はぬるく奥は熱くできる仕組みになっている。

入ってみると両方ともぬるい。
最後の人が蛇口を閉めていく規則のようで、
この時間はほとんど人が来ないのだろう。
ぬるくていいのだが新鮮なお湯がどかっと流れこむのが
温泉の醍醐味でもある。
蛇口をひねると熱い源泉がどばどば出てきて、
一気に硫黄の香りが鼻を刺激する。
諏訪の温泉で硫黄泉はそう多くはないので、
そのお湯を共同湯、
しかも自由にかけ流しでいただけるのはありがたい。

古びた共同湯を貸し切り状態でまったりで、
あまりの心地よさに予定時間をオーバー。
次に同じく上諏訪の「大和温泉」へいく予定だったが、
上諏訪と下諏訪の間にある「高木温泉」が、
10時から12時まで清掃で入れないので、
そちらに向かうことに。

高木温泉は知る人ぞ知るドマイナーな共同湯。
かなりわかりにくい場所にあるのだが、すんなりとたどり着く。
ところが車を停める場所がまったくない。
国道沿いに駐車できそうな場所を見つけ、
10分くらいかけて歩いて戻る。
温泉施設とは思えないそっけない外観。
無人施設なので勝手に入って
脱衣所に設置されている料金箱に入浴料250円を投入。
湯屋は想像したより広い造りで、
円形の湯船の中央の湯口からはお湯がどばどば供給されている。

120529-5.jpg

源泉温度47℃がそのまま流されているようで、
湯船のお湯は44、5℃くらいでかなり熱い。
朝5時から開いていて透明な料金箱の中身が5人分くらい。
それでこの湯量と湯船の広さならば、お湯の鮮度は抜群ではないか。
熱めのお湯にひとり我慢して入っていると、
身も心もリフレッシュ。

さて、レンタカーを返却する時間から逆算すると、
もう少し時間がありそうなので、
再び上諏訪に戻って「大和温泉」へ行くことに。
大和温泉のある一角には地元民専用の共同湯が2軒並んでいて、
その外観が渋すぎて琴線にふれまくり。
中のお風呂はどんな感じなのか興味津々だが、
地モ専なのでそれは叶わない。
建物の写真だけ撮って路地裏にある大和温泉へ向かう。

120529-6.jpg

大和温泉はもともと個人宅だったところを
共同湯として開放しているそうで、
中庭の先に湯屋がこしらえてある感じ。
衣温泉と同じく硫黄泉で、浴槽の痛みをおさえるためなのか
ステンレスの湯船がやけに新鮮だ。
源泉は80℃近くあり湯量も豊富。
栓をひねれば新鮮なお湯がどばっと出てくる。
でも、熱いのでそこそこで退散。
さっきの高木温泉で身体がしゃきっとし過ぎたらしい。
中庭に出て受付にあるへんてこなオブジェを見ていたら、
そこで井戸端会議をしていたおばちゃんに
大丈夫?と声をかけられた。
のぼせているように見えたのかな?

この一角は渋い鶏肉屋さんがお持ち帰りの焼き鳥を販売していたり、
お年寄りが軒先で何かの作業をされていたり、
ほのぼのとした空気が漂っていてどこか懐かしい雰囲気。
今の日本が失いつつある大切なものがここにはまだ息づいている。

120529-7.jpg

さて、今回の「ちょっとリッチな温泉」旅。
2日目の昼からはぜんぜんリッチではなく、
反対に「ちょっとプアーな温泉」だったけれど、
やっぱり自分にはこちらが向いている。

ちょっとリッチな温泉もすごく楽しかったけれど、
これはたまにだから感じる気持ち。
すべての温泉がこうだったらもう温泉には行かなくなるだろう。
別に貧乏を愛しているわけではないが、
いかにもきれいに造りましたよといった温泉施設よりも、
昔から続いているけれど、その分年期がはいった施設や
そこを日常に利用する人たちが集う場所。
体裁だけ整えたサービスよりも、
ぶっきらぼうだけど普段着の心遣い。

それは酒場にもあてはまり、
前者がお上品な居酒屋やチェーン展開の呑み屋だとしたら、
後者は裏町の酒場。
温泉も酒場もそこで好みががらっとわかれるという点では、
同じなんじゃないだろうかね。

温泉 | 23:28:33 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
浅間の倉下の湯はなくなっちゃったんですね…残念。
下諏訪の菅野温泉は良いですね。南温泉も好きですが、
数ある共同湯の中で雰囲気はここが一番じゃないでしょうかね。
上諏訪ではやはり衣温泉の朽ち果て具合が好みです。
大和温泉の家庭的(まさに家庭なんですが)な雰囲気もいい感じですね。
組合員専用の共同湯は、以前に自遊人の特集で中の写真を見ましたが
激シブでした。誰か組合員の知り合い居ませんかね?(笑)
ちょっとリッチな温泉旅お疲れ様でした。ではまた。
2012-05-31 木 11:33:10 | URL | 温泉おやじ [編集]
温泉おやじさん
ボロ系はなくなるか改築かの運命はさけられないので、
ぼやぼやしてる暇はないと痛感しましたよ。
2012-05-31 木 17:18:43 | URL | akaisankaku [編集]
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