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新宿の温泉
昨夜の晩酌は、新宿「つるかめ食堂」で麦茶杯3杯。
あては、サバ味噌煮、冷や奴。

その前に、新宿12社(しんじゅくじゅうにそう)天然温泉で生ビールと枝豆。



新宿12社天然温泉は、新宿駅から都庁方面へ歩き、
さらにその先の新宿西口公園に面したビルの地下にある温泉施設。
東京特有の真っ黒いお湯で、底が見えないほど色が濃い。
泉質は含食塩−重曹泉(緩和低張性微温泉)で源泉の温度は25.9度。
それを41度ほどに加熱している。



浴槽は15人くらいが入れるものだが、
ガラス窓を挟んだ向こう側に、
7〜8人くらいが入れそうな細長い浴槽があって、
こちらは源泉がそのまま注がれている。




この日の気温はけっこう低く、
約26度の温泉、ではなく冷泉に浸かるのは根性がいったが、
一度入ってしまえば、体を微動だにしなければ全然平気。
じっとしていると冷たさは感じられず、むしろ気持ちいいくらいだ。
しばしの間浸かってから加熱湯に入ると、
じわーっと温泉が体にしみ込むようで、こりゃ最高だわい。

途中、一度あがって休憩処でビールと枝豆。
再度、冷泉と加熱湯の快感を味わって、最後は加熱湯でほっこり。
そんなこんなで1時間半ほど滞在して東京の黒湯を堪能した次第。

この温泉施設、昭和32年開業の歴史あるものだが、
値段が高め(1,900円)ということもあって、
あまり繁盛しているとはいえない。
この日もお風呂にいる間、1人じめの時間も含めて多くても3人といった感じで、
ゆったりとお湯を楽しむことができた。
東京の副都心にこんな別世界があるなんて貴重である。

しかしながら、実はここ。明日の29日で約50年の歴史を閉じる。
数年前に渋谷であった温泉施設の爆発事故の影響で温泉法が変わり、
源泉汲み上げ装置の設置基準が厳しくなったこともあって、
施設を維持することが困難になったとのことだ。

新宿12社天然温泉の閉館はたいした話題にもならず、
告知も入り口に小さな張り紙が目立たなく貼られていただけ。
この日も閉館3日前というのにお客さんはまばらで、
廃業を惜しむ常連さんたちだけが、ぽつりぽつりと訪れていた。
約50年続いた都会のオアシスが、
ひっそりと、さりげなく幕を降ろすのだ。

偶然にも閉館の報を数日前に知ることが出来、
昨日、最初で最後のお湯をいただいたのだが、
ここといい、ちょうど1年前の3月で廃業した麻布十番温泉といい、
味のある東京の温泉が相次いでなくなっていく。
温泉好きとしては、寂しい限りである。



温泉 | 11:42:58 | トラックバック(0) | コメント(0)
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