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◉ 温泉呑んべえ

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ナルトの入ったかつ煮
 
 
笹塚で打ち合わせ。 
 
といっても、「いずみや食堂」での呑みと込み込みなのだが、 
かなり早く着いてしまったので、 
まずは、駅前のちょい渋の居酒屋「大国家」で一杯。 
まぐろぶつ、おひたしにお酒冷やで二合。 
 
のち、温泉銭湯「栄湯」でひと風呂と向かうも、なんと定休日。 
約束の時間はまだまだ先。 
そこで、前々から気になっていたラーメン屋「福寿」へ行くことに。 
 
福寿は昭和レトロそのまんまのラーメン屋さん。 
店自体も、出されるラーメンも昭和そのもの。 
店内に客は誰もおらず、がらんとしていたが、 
昭和三十年代の香りがぷんぷんする。 
500円のラーメンは、濃いめの東京ラーメン。 
べらぼうに旨いわけではないが、 
この味をかたくなに守っていることに感服。 
今時、こんなまっとうな東京ラーメンを食わせる店はそうないだろう。 
 
ようやく時間になり、いずみや食堂といきたいところだったが、 
先に呑んだ大国家で、常連さんと店のオヤジの会話が聞こえてきた。 
いずみやの主人がおととい急になくなったとのこと。 
一瞬、耳を疑ったけれど、 
あそこにはかなり高齢のおばあちゃんがいらしたので、 
その方のことなのか? 
何にせよ、不確かな情報なので事実はわからないが、 
もし、料理を担当していたオヤジさんなら、もうあの店にはいけない? 
 
いずみや食堂の前まで行くと、当然のように開いておらず、 
この先この店の行く先が心配になる。 
なにせこの食堂は、独特の雰囲気、 
それは、たんに古めかしいというだけではなく、 
単純に渋いといったわけでもなく、 
確かにレトロではあるけれど、 
それは地元の庶民に愛されてきた証のような、 
時代を町と供にしてきたような、 
そんな空気をさりげなくもち続けてきた店で、 
たまにしか訪れることはなかったけれど、 
ここでおかずをつまみに呑むことが、 
とても幸せな気持ちにさせてくれる店だった。 
 
またいつかここで呑めるよう祈りつつ、 
笹塚でもう一軒ならここという「常磐食堂」で呑む、 
いや、打ち合わせをすることに。 
 
この店は、今まで訪れるたびに閉まっていて、 
まったく縁がなかったのだが、 
今晩は何とか入ることができた。 
こちらもかなり年期が入っているが、 
それでもまだまだ体裁は整えている、きちんと襟を正した雰囲気だ。 
 
珍しい電飾のメニューなんかもあったりして、 
お酒の冷やを中心に、サンマ焼きにしらすおろし、 
冷やしトマトとかつ煮をつまみに呑む、 
いや、打ち合わせをする。 
 
こんなに居心地がよくて、メニューも豊富で、しかも呑める食堂なのに、 
夕食時というのに客足はそれほどでもない。 
それに対して、店を出て駅までの道にあったチェーン店の「日高屋」は満員。 
そうか、安かったらどこでもいいんだ。 
食事というものは腹にたまればそれでいい? 
不況だから切り詰めるのはわかるけれど、 
常磐食堂のオムレツは280円。そんなに違うものでもないよ。 
 
いずみや食堂にせよ、常磐食堂にせよ、 
安価できちんと料理してくれる店は、 
古めかしいというだけでさほど流行らず、 
目新しいチェーン店に向かう客たち。 
 
とってもささいなことかもしれないけれど、 
駅前の商店街が、どこに行っても同じような店ばかりになっていく昨今。 
自分たちで文化を守ったり、創造したりすることの意味もわからず、 
ただただ、目先の便利さや安直な方法に向かう人たちばかり増えて、 
こうして国というのは、文化というのは滅びていくんだなと、 
さっき食べた、常磐食堂のナルトの入った素朴なかつ煮を思い出しながら、 
思うのであった。 
 




外呑み | 23:09:32 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
No title
激しく同意です。
チェーン店は否定しません、しかし! もうね....

チェーン店(大企業)栄えて文化(国)が滅ぶ。

情緒もへったくれも無いですもんね。
あるのは金儲けの為の作られた情緒のような物ばかりですよ、はい。
2011-09-08 木 11:44:43 | URL | MQ~ [編集]
No title
MQ~ さん
カブ(株)という巨大植物に、人類は滅ぼされるのだ。
2011-09-09 金 07:42:11 | URL | 本人 [編集]
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