FC2ブログ
 
■プロフィール

◉ 温泉呑んべえ

Author:◉ 温泉呑んべえ
at:東京・阿佐ヶ谷
favorite:温泉・酒・レトロ




▼リンク

どこにでもある風景
バーチャル神社

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

目には目を、放射能には放射能を(不動温泉篇)


日帰りで、京都北白川天然ラジウム泉「不動温泉」へ。

北白川ラジウム温泉は京都の左京区地蔵谷にあって、
京都の中心街からバスで30分ほどで行くことができる。
白川通を銀閣寺を越えたあたりから東に入り、
比叡山方面へ続く山中越えの道をくねくねと進んでいくと、
やがて山間にぽつんと二軒の温泉施設が現われる。
手前が「北白川天然ラジウム温泉」、奥が日帰り専門の「不動温泉」だ。

「北白川天然ラジウム温泉」には、15年くらい前に一度泊まったことがあるが、
その当時はあまりやる気のなさそうな素朴な旅館だった記憶がある。
ところが、目の前にある建物はここ近年でリニューアルされたらしく、
何となく小じゃれてしまって中途半端な今風京都になっていた。
前の方がよかったかと思うのだが、
前は前で流行ってなさそうだったからしかたないのかな。
中がどう変わったかは今度訪ねてみよう。

で、今回の目的はその横にある「不動温泉」。<
普通の人なら尻込しそうな怪しさ満点の外観なので、
観光客にこの前でどちらかを選べと言われたら、
十中八九は「北白川天然ラジウム温泉」を選ぶはずである。
ところが、コアな温泉好きにとっては、
この怪しい雰囲気を醸し出す佇まいがたまらない。
前々からずっと訪れてみたかったのだが、
いつでも行けるやと思っているうちについつい二十年くらい経ってしまい、
ようやく念願かなっての来訪となった。

外の石段を上ると、古風というか、古びたというか、鄙びたというか、
渋いとしかいいようのない日本家屋の玄関が出迎えてくれる。
中に入ると外観からのイメージ通りの昭和レトロな雰囲気。
入浴料は1200円(プラス税100円)。
専用のテーブルに枕と毛布がついて、さらには源泉で湧かしたお茶が飲み放題で、
食事もできて何時間いてもいいと、京都らしからぬ田舎テイストがうれしい。

まずはお風呂に入り、すかさずビールに鍋焼きうどん。
少し横になってからまたお風呂。
湯上がりに源泉のお茶をがぶがぶ飲んでくつろぎのひと時。
約2時間くらいの滞在で切り上げたが、
ここは半日だら〜と過ごすには最適かも。



先客はおじいさん一人と、別席におばあさん二人、
しばらくして、おばさん二人とおじさん一人の三人組。

平日なのでこんなものだろうけれど、その客層と温泉の雰囲気は、
ここは東北の湯治湯か?と思わせるには十分で、
少しの間だったけれど、ひさびさに本物の温泉にキター!っという思いを
満喫させてもらった。

実はここの温泉の一番のうりは、雰囲気じゃなくてその泉質にある。
循環だし、加温だし、消毒のための塩素も入っているけれど、
お湯のアタリは滑らかで、それでいて手足の先きがびりびりとする刺激もある。
温泉成分にラドンが含まれていて、
湯に浸かることもさることながら、蒸気化したラドンを吸い込むことで、
なまざまな治療効果があるという。
浴室が密閉されているのもそのためで、そういうわけで露天風呂はない。

泉質名が「単純放射能冷鉱泉」というから時節柄ちょっとビビるが、
一定以上の放射性同位体を含む温泉は「放射能泉」と呼ばれており、
なかでもラドンを多く含むものがラジウム温泉で、
全国にいくつかのラジウム温泉が湯治目的で開湯されている。

あの福島原発の放射能を、だから健康にいいといったお馬鹿な人もいたけれど、
放射能といっても天然と人工では大違いで、放射線の種類が全然違う。
人工的に作られた放射性ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムなどは、
人体に有害であり体内に蓄積する性質を持っているが、
ラドンは呼吸や飲泉などで体内に入ると細胞で治癒効果を発揮するという。
さらにラドンは2、3日で体外へ排出され、
その過程で神経細胞の活性を鎮めて、
神経痛などの痛みを抑える作用があるともいわれている。
この地は浴用、飲用許可のラジウム泉のなかでは含有量が関西で1位、
全国でも2位を誇るというからただものではない。

そのくせそれほど名が知られてないのは、
ラジウムという名のインパクトが強すぎるのか、営業努力がないのか、
はたまた京都市民が温泉に興味がないのかは定かではないが、
お湯から上がってかなりの時間が経つのに、
未だに手足の先きがぴりぴりしているので、
ほかの温泉では感じられない何かがあるにはちがいない。

うれしいことに軟水なので飲泉が可能。
胃や肝臓の病などに効果があるというので飲んでみると、
口当たりがまろやかで、ぐびぐび飲める。
お持ち帰り自由というのでペットボトル1本に入れてもらった。
最近、職業病のような肩痛に悩まされていたので、
ここの湯は今の自分にぴったしだ。

ついでに悪い方の放射能も中和してくれるとうれしいのだが、
反対に倍増されたら、えらいっこちゃ。

温泉 | 21:37:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する