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生きていてもいいですか


中島みゆき。

アルバムの3枚目「あ・り・が・と・う」で初めて出会い、
京都会館第二ホールという小ホールでのコンサートで生歌を聴いた。
薄い着物姿でギター1本。
両太ももを帯紐でくくっていたのは、
唄っている間に足が開くのを防ぐためと、
なんとも変な歌い手だったが、歌は一級品だった。

7枚目の「生きていてもいいですか」。
レコードは持っているが、
図書館でCDを借りて来て20年ぶりくらいで聴いてみたら、
今さらながらのダークな世界。
ジャッケとからして秀逸で、中身もイメージそのもの。
「うらみます~」のひと言から始まるこのアルバムは、
まさしく恨み節だ。

恨み節といえば演歌が思い浮かぶ。
よく、演歌は日本の心というが、
あれは半島の歌であって日本の唄ではない。
今の演歌の独特なメロディやこぶしの歌唱法も
戦前の日本にはなかったし、
そもそも日本の演歌のルーツは明治時代の風刺音楽であって、
ああいうじゅくじゅくとした色恋沙汰の恨み節を唄う
艶歌ではなかった。

このアルバムは、正真正銘の日本の演歌だ。
心底どろどろした心情で心も体もぎしぎしする。
特にラスト2曲、「エレーン」と「異国」の流れは背筋がぞくぞくする。

このアルバムを最後に中島みゆきの毒は薄れていって、
それとともに彼女の唄を聴かなくなってしまったが、
今の時代ではとうてい成立しないだろう唄を、
10代20代で当たり前のように聴いていたのだから、
あの時代の若者の感受性は確かだったのだろう。

生きていてもいいですか・・・
今の時代では成り立たない言葉でもある。

酔っぱらいの戯言 | 12:56:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
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