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ウサちゃんのティッシュ


新宿「つるかめ食堂」で一杯。
まずはサッポロ赤星とハムエッグで。

店内のテレビで高校野球。
九回の裏ツーアウト、あと一人で勝ちというところで、
タイムリーヒットが出て2点差を追いついた。
追いついたほうは、延長で押し出しサヨナラ勝ち。
負けたほうはあと一歩で勝利を逃す。
きっと悔いが残ることだろう。

あと一人のあの一球。
九回に追いつかれたあの一球もさることながら、
延長サヨナラの押し出しファーボール。
ど真ん中さえ投げておけば、
あとはどっちにころぶかはわからない。
練習ではいとも容易なことでも、
ここ一番では実力通り発揮できないなんてことはごく当たり前。

といっても、ミスが原因で自分のチームが負ける。
団体競技ではさけられないことではあるが、
ひとに迷惑をかける。
日本人ならそのことがことさら重くのしかかる。
こと、甲子園ともなればそれが一生の傷になることも。

前日の試合はもっと悲惨だった。
九回の裏サヨナラの場面。
ワンアウト二、三塁でのセカンドゴロ。
本来はホームに送球しなければならないのに、
一塁に送球してしまい、
その間にランナーが帰ってサヨナラ負け。

毎日毎日、倒れるまで練習していても、
いざというときにミスはある。
魔が差したとしかいいようのないミスで、
チームメイト、学校、地域の人々を失意のどん底へ。

ホームに送球してもセーフだったかもしれないし、
アウトでそのままその回を乗り切っても結局は負けたかもしれないが、
結果として残るのは、あの選手がエラーして負けたということ。
その選手の一生に重くのしかかるプレーであった。

世の中の全員が、
下町酒場で呑んだくれているオヤジのように、
お気楽極楽の人ばかりだったら、
あら〜やっちゃったね〜、ですむのだろうが、
口では慰めてもそうもいかないこの社会。

つるかめのカウンターに置いてある
能天気なウサちゃん柄のティッシュの箱をながめていると、
勝敗なんてことどうでもいいやんと思えてくるが、
当の本人たちは青春をかけた、
(大人なら人生をかけたくらいの)一大事なので、
試合後に泣きじゃくるのもしかたがないか。

大人になったら、人生のほとんどをゆだねる仕事が、
目の前にあるようなティッシュづくりってこともあるのだ。
大の大人が真剣に、
ティッシュがどうやったら売れるかを悩み、
今度の絵柄はウサちゃんでいこう、
なんてのを会議で真剣に決めていたりするんだよ。

今のうちに、せいぜい熱い想いで生きてください。
エラーで甲子園敗退なんて、
ウサちゃんのティッシュの大量売れ残りよりは、
全然たいしたことがないんだから。
あー、ウサちゃんでなくて、
キリンちゃんにしておけばー、てね。

のち、酎ハイ、冷や奴。ハイボールで〆。
お盆で新宿も空いていていい感じ。

外呑み | 23:03:20 | トラックバック(0) | コメント(0)
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