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ららーららーららーら
昨夜の晩酌は、キリンクラシックラガーと芋焼酎「海童」の水割り。
あては、いろいろ(以下参照)。



前日、BSで何年か前に旅行したペルーに関する
ドキュメント番組をやっていたので観る。
タイトルは「瓦と砂金」。
ペルーの児童労働の実態を描いた
13年前のドキュメンタリー番組に登場した
子どもたちを再び訪ねて、という内容。

13年前、クスコ近郊の山間の村。
当時13歳の瓦職人の家の息子サントスと、
ほかの村から単身出てきて、村の別の瓦職人の家に
ひとり住み込みで働いている14歳の少年ウィルベル。
どちらも貧しく学校もいかずに働いている。

「自分のためだけにお金が使えていい」と、
自分のシャツも満足に買えないサントス。
「家族があってうらやましい」と、
ママにご飯さえ作ってもらえない境遇のウィルベル。
お互いに相手をうらやむ気持ちを持ちつつも、
瓦を作る同士ということもあって仲がよい。

その二人の13年後。
サントスは独身で、
貧しいながらも一家の家計をささえる瓦職人。
ウィルベルは取材の数年後に、
一攫千金を夢見て砂金掘りとしてアマゾンへ行ったきりの消息不明。

ウィルベルにもう一度会いたいと言うサントスは、
取材班と共にウィルベルを探しにアマゾンの奥地へと向かう。
少ない手がかりでなんとかたどり着いたウィルベルの所在地は、
砂金堀りの集まる荒んで退廃した村。
その村でウィルベルは、
結婚して奥さんとの間に1人のまだ幼い息子をもうけてはいたが、
過酷な労働で体を壊し、仕事を休んで
毎日呑んだくれるという荒れた暮らしをしていた。

ここにいては駄目だと、サントスはウィルベルを説得して村に連れ戻す。
そして一家は、ウィルベルが昔働いていた瓦職人の家で落ち着くことになり、
とりあえずは安息の日々を送ることとなる。

番組は、サントスがふたたび平凡な毎日に戻り、
瓦を作っているところで終わる。
ナレーションは最後に、
アマゾンから戻った一家は、ほどなくして
幼い息子が自動車にはねられ命を落とし、
ウィルベルと奥さんはアマゾンの村へ戻って行ったことを告げる。

人間なんてららーららーららーら。
と口ずさみたくなるようなお話。
いや、これはお話ではなくドキュメントだ。

ペルーの貧しい山間の村。
実際にペルーで目にした風景と重なって、
そこで営われている生活や人生が、生々しく感じられる。
多くの人々は、貧しさとどうにもならない境遇のなか、
己の人生を楽しさも悲しさもごっちゃにして日々生きている。
そこには生のリアル感がみちみちているのだ。

しかしながら、ここ日本で暮らしていると、
遠い遠い彼方での作り話のようにも思える、
少し前に盗作で話題になった、
ディズニーランドで本当にあった心温まる話を集めた「最後のパレード」。
その一説を読んだときに、
盗作というよりは、これ創ってるんとちゃう?と思うような話がいくつもあったが、
この異国ペルーの片田舎での出来事も、
まるで創くったかのようなオチである。

事実は小説より奇なり、ってことなのか。
それとも、人生というのは、
本来ドラマチックなものなのか。
いずれにせよ、そんなふうにほかの人の人生を絵空事のように思う自分は、
実生活でいろいろ大変なことがあるにもかかわらず、
どこかで生きるってことに、
リアル感を欠落させているということでもあるのだ。

で、創ってないよね?
NHKさん。




家呑み | 11:52:21 | トラックバック(0) | コメント(0)
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